2023年度予算で市民の要求が実現
➜ 日本共産党伊丹市議団ニュース(第406号)2023年5月11日(PDF)
天神川の決壊
被災者へ誠実な対応を市に求める
党市議団が市へ申し入れ
5月7日深夜から8日未明にかけての豪雨により、天神川のトンネル工事現場から越水し、荒牧6丁目の一部が冠水・土砂流入し、床上浸水1軒、付近一帯多数床下浸水、車両数台水没、田畑冠水の被害を出しました。
日本共産党議員団、元議員、候補者と地域支部が現地視察し住民と懇談、その内容を踏まえて、5月10日(水)、市長に申し入れを行いました。
申し入れ内容
1.被災者への誠実な対応を求める。
1)水害の発生が天神川の工事に起因すると思われることから、当該工事が県の発注事業であり、伊丹市の担当部局の対応が「県に聞いて」という傾向になっていることが、被災者や地域住民の不安と不信を買っている。
被災者は市民であり、市は、市民の安全と財産を守る立場から誠実な対応を求める。
2)被災者は様々な不安をお持ちだが、市の相談窓口を一本化して総合的に対応できる「被災者相談窓口」を現地(最寄りの共同利用施設等)に設置することを求める。
2.事業者等への緊急小口資金等の「特例貸付」の設置を求める。
被災により休業を余儀なくされている事業者への「特例貸付」の設置を求める。
3.住環境の回復と保全を緊急に図ることを求める。
1)被災地域の道路には泥の堆積があり、乾燥により埃となって飛散している。飛散した埃が住居、車両、洗濯物等に付着。また、吸引により住人の健康被害にもつながりかねないため、速やかに洗浄し飛散を防止することを求める。
2)床上・床下への汚水や泥の侵入に対し、速やかに洗浄・消毒を行うこと。
3) 費用については原則的に発生原因である県に負担を求めるとしても、市が先行して実施すること。
4.責任の所在を明らかにすること。市の危機管理上の問題点を検証し教訓とすること。
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5月8日(月)午後に行われた市危機管理室からの説明(要旨)
5月7日より降り続いた大雨により23時38分に土砂災害警報が発令された。
(伊丹市の説明によると、天神川には量水標、観測所の設置がない)
天神川は天井川であり、今年7月まで堤防などの工事を予定していた。
河川の一部を削り、土嚢を積んでいた部分から水が漏れ出した。
堤防まで土嚢が積まれていなかったことなどから、水が溢れた。
川幅を狭くしての工事である上に、大雨に伴う増水が重なり決壊したことに関して、
市は予見できなかったとしている。
今後、発注者である兵庫県阪神北宝塚土木事務所武庫川事業課を交えての住民説明会を行う予定。
8日に住民への説明会が行われた。
被害状況(8日午前中時点での把握)
人的被害はなし
車両数台が水没、床上浸水1件、および周辺が床下浸水(調査中)
5月8日 13時現在 物的被害として家屋の床上浸水1件、床下浸水11件(100件以上でないと災害救済の適応なし)
道路の陥没(1か所) 冠水(2件)
国道176号線東行き通行止め(8:20分通行止め解除)
水道 断水情報なし
電気 停電情報なし
ガス 不明