議案第1号「平成29年度伊丹市一般会計補正予算(第6号)の討論

資料1

議案第1号「平成29年度伊丹市一般会計補正予算(第6号)の討論

 ただいま議長より発言の許可を得ましたので、私は日本共産党議員団を代表して議案第1号「平成29年度伊丹市一般会計補正予算(第6号)の修正案に賛成の立場から討論を行います。

 今回補正議案に幼児教育施策広報戦略事業として1,096千円補正計上されています。その目的として、公私立を問わず幼稚園や保育所、認定こども園等における保育料の段階的無償化、新たな認定こども園を設置し、これらの施策を実施するにあたり、伊丹市が「幼児教育が充実したまち」であることを、市民や来街者に周知するというものです。そのためにラッピングバスの運行やエレべ-タ-ラッピングの実施、ボスタ-の掲示を行うとしています。

 しかし市の幼児教育推進計画に対して、これまでに多くの市民、関係者から「周知期間があまりにも短く、拙速なやり方を改めてほしい。」また「保育料の無償化と施設の統廃合とセットでの計画は問題である。」との指摘が強くなされています。昨年12月議会には幼児教育の施策に関する請願も提出され、特にその中では、「市民への周知活動も不十分、市民との情報共有もなされていない」と強く指摘しています。幼稚園・保育所の保護者・市民から今求めているのは、「幼児教育が充実したまち」との広報ではなく、「計画の策定に関しては関係者の意見を聞いて見直すこと」「今後地域の事情が異なる小学校区ごとに市民にたいして丁寧な説明を行うこと。」などであります。

 よってこうした状況下で一方的な広報を繰り広げることは市民的感情にもそぐわないことを申し上げ討論とします。議員各位のご賛同よろしくお願いします。