市長へ新型コロナウイルス感染対策に関する緊急申し入れ

2021年5月7日

伊丹市長 藤原保幸 様

新型コロナウイルス感染対策に関する緊急申し入れ

日本共産党伊丹市議会議員団
上原秀樹 久村真知子

 新型コロナウイルス感染に関する緊急事態宣言の中、市民の命と暮らしを守るためにご奮闘のことと存じます。

 昨日より75歳以上のワクチン接種の電話予約が始まったこともあり、緊急に以下の申し入れを行いますので、よろしくお願いします。

【ワクチン接種に関して】

1.ワクチン接種の予約の件で、受け入れ体制の拡充等をされていますが、市民に対して伊丹市の受け入れ体制が十分理解されておらず、大変な混乱を生じています。議長の申し入れに対して議員にはその都度情報提供されることになりますが、市民に対するワクチンの確保等も含めて情報提供をホームページだけではなく、他の媒体によることも検討してください。

2.インターネットによる予約も早急に開始できるように検討してください。

3.高齢者が予約された日時を忘れてしまう可能性もあり、フィードバックする方法を検討してください。

4.ワクチンの集団接種の会場に行くことができない高齢者への対応を検討してください。

【PCR検査体制について】

1.国による検査体制が大変不十分なため、無症状の感染者を発見することができず、感染を広げています。国に対してPCR検査等の頻回検査体制を早急に広げ、モニタリング調査を含め、だれでも、いつでも、無料で検査を受けることができるようにすることを強く申し入れてください。

2.伊丹市独自に、民間で行う検査に対して助成を行ってください。

【事業者への支援について】

1.緊急事態宣言が長引くことで、事業者の営業が疲弊しています。時短営業に協力した事業者への協力金の支給を迅速に行うこととともに、休業や時短への協力金は事業規模に応じたものにし、すべての損失を国の責任で補償すること、持続化給付金と家賃支援給付金の第2弾の給付、生活困窮者への給付、医療機関への支援等を行うことを国に強く求めてください。

2.伊丹市独自にも、上下水道料金の減額、事業者への家賃補助、低所得者への給付等再度実施することを検討してください。

【子ども支援について】

1.生理用品の入手に苦労する「生理の貧困」に対応し、必要な人に届くことができるように、市内の小中学校、高等学校、特別支援学校のトイレで無償配布できるようにしてください。