2016年3月議会報告ができました

日本共産党伊丹市会議員団 2016年3月議会報告

憲法を生かし、子育て一番 くらし守る伊丹市を

【1面】

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3月議会報告 1面はこちら(PDFファイル)

2016年3月 代表質問 団長 上原ひでき議員

【2面】

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3月議会報告 2面はこちら(PDFファイル)

2016年3月 個人質問 かしば優美議員 国保の多子世帯減免制度の創設を

2016年3月 個人質問 服部よしひろ議員 市職員への「人事評価制度」導入

2016年3月 個人質問 ひさ村真知子議員 閣議決定で雇用促進住宅2012年までに全国的に廃止!

後期高齢者医療の保険料が またまた値上げに

「保育所落ちた…」伊丹市は? なんと50%が非正規保育士!

市民の願い実現! 中学校給食が来年6月スタートします

全国に先駆けて! 給付型入学支度金制度創設

2016年3月議会 ひさ村真知子:後期高齢者医療会計予算に反対討論

議案第11号「平成28年度伊丹市後期高齢者医療事業特別会計予算」に反対の立場からの討論

2016年3月議会 予算特別委員会

2016年3月24日

日本共産党議員団 ひさ村真知子

 日本共産党議員団を代表して、議案第11号「平成28年度伊丹市後期高齢者医療事業特別会計予算」に反対の立場から討論を行ないます。

 兵庫県後期高齢者医療広域連合は2年ごとに保険料の改定を行っています。このたび2016年度と2017年度2か年の保険料率について、均等割額の年額を前年より694円引き上げ48,297円(月額4,025円)に、所得割率を前年より0.47ポイント引き上げ10.17%との改定が行われました。

 この結果厚生年金の平均的な年金受給者(受給年金額201万円=単身世帯)の場合で、前年対比1,683円の増となり、保険料額は年額63,045円(前年対比2.74%の増)となりました。今回保険料の賦課限度額57万円は据え置きとなりましたが、消費税が増税され年金が減らされる中、新たな保険料の引き上げは高齢者に大きな不安を与えるものとなります。

 さらにもともと医療給付費は、公費で5割、現役世代からの支援で4割、高齢者からの保険料で1割として制度発足しました。この1割負担いわゆる「後期高齢者負担率」は、最初の2008年、09年度は10%であったものが、高齢者が増加したという理由で2016年17年度には10.99%まで引き上げられました。

 日本共産党議員団は以前から、後期高齢者医療制度はそのしくみとして、後期高齢者の人口と医療給付費(医療費)が増加すればするほど保険料の値上げに直結しており、露骨な受診抑制をもたらす最悪の医療制度であると指摘してきました。

 よって保険料負担増大を含む議案第11号に反対するものです。

 議員各位のご賛同をお願いし討論とします。

2016年3月議会 久村 真知子:鴻池雇用促進住宅、中学校給食の調理部門の民間委託

2016年3月個人質問

2016年3月9日

日本共産党議員団 久村 真知子

1、鴻池雇用促進住宅廃止に向けて、今後どうなるのか。

① 雇用促進住宅一方的国の廃止決定に関して

 全国にある雇用促進住宅に関しては、2001年の閣議決定で2021年までに完全に廃止をすると決定しています。

 雇用促進住宅は、「石炭から石油へ」と言う国のエネルギー政策転換によって1960年から移転、転職の人々のために国の住宅政策で雇用促進事業団によって建設されてきた住宅で、最高時には全国で38万人が入居され、その後、雇用能力開発機構が管理し、2015年8月、住宅数1190団地、約10万人が住んでいます。

 しかし国は、官から民へと特殊法人改革の中で廃止を進めていったわけです。

 伊丹市鴻池にある促進住宅にも、炭鉱閉鎖から仕事探しで伊丹にこられた方々や震災後から住んでおられる方、派遣切で仕事や住居を失った人も多く入居されています。

 しかしこのような入居者に対して意見を聞いての決定はなく、国は一方的に居住権を奪い、生存権を脅かすような状況を作り出しているのです。

 新入居はストップされ、すでに空き家となっている部屋も目立っています。住宅環境の整備も難しくなっているのではないでしょうか。国の廃止決定のため住民の皆さんは、伊丹市が安心して住めるところの提供などしてもらえるだろうと思っている方もおられると思います。当然の考えかと思いますが、入居者のこのような意見などを聞いているのか大変心配するところです。

 国の一方的な廃止は居住権を全く無視をしており、法に違反した行為と、言わざる得ないと思います。安心した生活が不安に陥れられ、生きていけるのかという生存権が国によって脅かされているのです。このような国の方針にたいして、市としては、どのようにお考えなのか見解をお伺いいたします。

②伊丹市に対して鴻池の雇用促進住宅の「機構」から譲渡の話の経過、結果、さらには、公営住宅などの活用にについてお聞きします。

 このような大変な問題に対して丁寧な説明が行なわれるべきですが、現状は、「国の方針や現状の経過が書かれた説明文書を受け取っただけですね」、と言う方々も多くおられ、住んでいる人への個々の質問に応えると言うような丁寧な相談はされていないようです。

 説明書に記載されている内容は、「入居者と建物を一体として、関係自治体への譲渡を行う方向で、打診をしてきたが、伊丹としては、譲渡を受けるとの返事ではないため、民間への売却を行なう準備を進めているところ」という内容が伝えられています。しかしその理由などは示されてはいませんので気になるところです。

・伊丹市への譲渡についての経過、結果は、どうであったのかお伺いいたします。

・また、他市では、若い人向けの住宅としてなど様々に活用されているようです。伊丹市としても安心安全の生活の維持のために伊丹市として公営住宅として他市の取組みを参考にしての活用することはできないのでしょうか。考えはいかがでしょうか。

③次に、入居者状況の把握と様々な支援が必要ではないか。

 廃止の2021まであと5年しかないのですが、現状では、今後どなるのかが決められてはいません。その中で高齢者や病気の人も多い中、転居準備などができるのかなど大変心配です、転居費用のこと、敷金のこと家賃などお金の問題。特に家賃は、今と同じようでないと支払いが大変です。

 様々な方が入居され、日本語が理解できないまたもおられますので、きちん分かる言葉での説明が要るでしょう。このような問題は当然国が行うべき事であると思いますが、現状ではそのようなことは全く示されてはいません。住んでいる方々は、不安を抱えたままの生活です伊丹市にも相談にもこられていると思います。住民の方々などの現状を把握して、できる範囲で様々な支援を行なっていただきたいと思いますが、どのように対応されているのでしょうか。

④今後の住人からの相談などは、国との連携で応えられるようにすべきではないか。

 現状の様子では、今後もより相談にこられる方が増えるのではないかと思います。伊丹市民の皆さんの安全・安心なくらしを保障するためには、伊丹市としても、相談者の話を、親身に聞いてほしいと思います。そして問題解決のために、国に対して十分な説明を求めていただくと共に、国と連携して問題の解決に手を差し伸べていただきたいと思いますがいかがお考えでしょうか。

2、中学校給食の調理部門の民間委託に関して。

①市民の関心は食の安全。国の施策のTPP合意で給食の安全性の確保はどうなるのか。

 共産党議員団は、伊丹でのすべての子ども達に中学校給食の実施を求め様々な質問を行なってきました。その中で学校給食の安全性や食育の観点から、自校方式で子どもたちと調理員さんが顔の見える形での給食つくりを求めてきました。

 やっと2017年から中学校でも給食が実施されることになり市民の皆さんも期待されています。

 市民からのアンケートにも寄せられた声は安全な給食です。

 特に毎日食事つくりをする保護者は、育ち盛りの子どもたちに安全な食べ物をと買い物にも気をつけておられます。生産地はどこか、添加物はどうか、遺伝子組み換え食品ではないかなど様々な知識がないと安全な食べ物が手に入らない状況となっています。日本の安全基準は厳しく海外に比べれば安心と私たちは思っていますが、TPPで日本の食糧事情が大きく変わるのではないかと懸念する声も聞くところです。

 給食の材料は、伊丹市が責任もって仕入れを行なうと言われていますので少しは安心ですが、大量に仕入れを行なうのですから、影響もあるのではと思います。海外からの食料は市場には多く出回っていますが、安全な食品をしっかり見極めて使っていただけるのか。今後よりいっそうの注意が求められると思います。今後の食材の給食への影響など、どのようにお考えかお伺いしたいと思います。

② 給食の調理部門は、経費削減のために民間に委託することは、官製ワーキングプアにつながるのではないか。どう防止するのか。

 中学校給食検討委員会で様々な角度から議論され「センターの運営方式に関しては、伊丹市の財政状況を鑑み、業務効率の向上を図り経費の削減に努める一方で、安全で安心できる学校給食を提供できる仕組みをつくることが必要であり、これらのことが保障される限り運営方法を市直営とするか、民間委託とするかは市の判断にゆだねることとする」。結ばれています。

 これほど重要性のある給食の位置付けをされているのもかかわらず、なぜ直営でなくて調理部門は民間委託にするのかと疑問もわいてくるのです。

 市の経費削減は、職場の環境に大きく関係すると思います。委託会社は給食を作ることで会社の収益を上げるのですから、収益がなければ委託事業をしないでしょう。どうすれば会社の収益が上がるのかは会社の使命でしょう。

 しかし一方伊丹市は経費削減のため委託をするわけですから、できるだけやすくとなるわけですから、矛盾も出てくるでしょう。この矛盾がワーキングプアを生むのではないかと思います。

 委託費用が給食センターで働く調理員さんへどれだけ配分されるのかは働く意欲につながる大切なことです。また環境が悪ければすなわち給料が安ければ辞める方も出るでしょうし、入れ替わりが激しくなれば、調理のノウハウも蓄積もできないのですから、委託会社任せではなくどれだけの賃金で働くのかは伊丹市としても点検が必要と思いますが。いかがお考えでしょうか。お伺いいたします。

③問題となっている偽装請負のリスクはあるのではないか。

 私たちは伊丹市の栄養士さんや委託先の調理員さんが当然現場では一緒に力を合わせて調理をすることと誰しも思っていると思います。

 しかし業務を委託されている職場では、伊丹市の管理栄養士がその現場で一緒に調理に参加し指図はできないと言うことですから、大変難しい状況となるのではありませんか。

 またそれをしないために様々に細かいことを仕様書に書き委託先の責任者に渡し作業をしてもらうのと言うことですが、このことも栄養士さんには大変な時間手間がかかると思います。その文書通りに作業を行なうことも大変ではないかと思います。

 そのような職場の環境は働きやすい環境といえるのでしょうか。保護者向けのリーフには確かに調理部門は民間委託にとはかかれていますが。その様な状況で調理がされるということを、市民の皆さんは理解されているでしょうか。

 各地で偽装請負が問題になっていることを私たち議員団は指摘してきておりますが、調理現場で、一生懸命ことも達のために調理をしようとすれば、栄養士と調理員さんが力を合わせようとするのは当然のことではないでしょうか。

 委託ならば、そこに法に触れる行為が発生し偽装請負の問題がどうしてもでてくるのではないでしょうか。絶対にそのようなことはないと言い切れるのでしょうか。私たち議員団はこのような問題は委託で働く皆さんにも影響を与えることであり、本当に良い給食を作れるのかなどの見解から民間委託はやめ直営方式で行なうべきだと提案してきているわけです。伊丹市としても当然偽装請負の状況は把握されていると思いますが、法に触れる心配なく給食の提供ができることがまずは一番ではないか。そのことが市民が求めている安心な給食に大きくつながるのではないか。と思いますので改めて当局の御考えをお聞きしておきます。

④災害対応や様々な業務の拡大等によって、委託先の業務が拡大すれば委託料などはどう対応するのか。

 災害対応に関しても、調理できる契約にするといわれていますが、いつもとは違う作業に当然あるわけですし、また作業工程が様々なことで変化することもあるかもしれません、そのようなときに委託料が変わっていくことは当然あると思われますはそのようなときには、どのように対応されていくのでしょうか。

日本共産党伊丹市議団ニュース第294号を発行しました

2015_12_09_news_294日本共産党伊丹市議団ニュース第294号 2015年12月9日

日本共産党伊丹市議団ニュース第294号はこちら(PDFファイル)

【1面】

12月定例議会 12/9一般質問始まる

日本共産党各議員の質問日時

  • かしば優美議員  12月11日(金)10時45分~
  • ひさ村真知子議員 12月11日(金)15時45分~
  • 上原ひでき議員  12月14日(月)10時45分~
  • 服部よしひろ議員 12月14日(月)13時~

お誘い合わせの上、傍聴にお越しください。

公立幼稚園統廃合問題学習会

12月23日(水)午後2時~

スワンホール第3会議室(1階)

【2面】

かしば優美議員 一般質問要旨

1.国民健康保険の高額療養費も他の医療制度にあわせ、支給申請の改善を

  1. 申請が必要な法的根拠はどこにあるのか、なぜ後期高齢者医療制度等と違いがあるのか
  2. 年間の対象者件数、申請割合など本市の実態と対応についてうかがう

2.都市計画道路網の見直し(案)及び整備プログラムの改定(案)について

  1. 今回の見直しのなかで、廃止候補が13路線中わずか2路線となった理由は何か
  2. 総合交通計画と今回の見直しとの関連は?
  3. 山田伊丹線(昆陽泉町工区)を2018年度までの着手予定路線とした理由について

ひさ村真知子議員 一般質問要旨

1.燃やす大型ゴミ収集の廃止計画は中止すること。

  1. この計画でゴミの減量化、リサイクルの推進にどのようにつながるのか。
  2. 燃やす大型ゴミの有料化で高齢者等に、経済的負担を与えることをどう考えるのか。

2.朝ごはんに関しての食育推進状況について。

  1. 「朝ご飯を食べよう」という呼びかけはされているが、児童・生徒の現状はどうか。
      学校生活や健康面等でどのような影響があるか。
  2. 食育の観点から、朝食欠食ゼロの取組みが必要ではないか。

3.性犯罪被害者の相談窓口の設置や支援のあり方について。

  1. 性犯罪の被害者となっている約4割が未成年であり、警察への通報、相談は4.3%との調査結果から、相談しやすい窓口の設置、支援のあり方等考えるべきではないか。

上原ひでき議員 一般質問要旨

1.街路樹のあり方について

  • 市道西台中央線のクスノキ伐採に対する市民の反応を当局はどう受け止めたか。
  • 市が掲げる街路樹、沿道緑化に関する計画と今回のクスノキ伐採との整合性をどう考えるか。今後これらの計画をどう進めるのか。
    (第5次総合計画、都市計画マスタープラン、みどりの基本計画、中心市街地トータルデザイン)

2.選挙権年齢の18歳以上への拡大に伴って今後の教育で考えるべきこと
 ―― 人権と主権者教育を軸に ――

  • 文部科学省による「高等学校等における政治的教養の教育と高等学校等の生徒による政治的活動等について」に対する見解を問う。
    ・生徒の学校内外の政治的活動について
    ・教職員の「指導上の留意点」について

服部よしひろ議員 一般質問要旨

1.伊丹空港周辺地域の安全と環境の改善を

  • 関空がコンセッション会社に移行しても環境基準の早期達成と安全の確保を発言すること。
  • 10月2日のANA事故等、事故が多発している。原因究明と再発防止に向けて厳しい対応を。
  • 不具合が続発する要因に航空機の整備・検査等に対し地元自治体として厳しい対応を求める。
  • 航空機騒音が増加している地域がある。騒音低減への取り組みを強化すべき。

住宅や公共施設の防音・空調設備の更新時の自己負担軽減措置を求める。

2.若者をはじめとした非正規就業者の労働環境の改善を

  • 伊丹で働く非正規労働者の実態を把握しているか。
  • 伊丹市における保育士、図書館職員の非正規職員を正規職員へ任用する努力を求める。
  • ルネサスの撤退を教訓として、企業「リストラ」や撤退に対して適切な対応を求める。

3.荻野小の通学路の安全確保について

  • 荻野小学校の通学路に関して、500mも遠回りしている実態を早期に解消すべき。

来年度予算編成にかかる要望書を提出しました

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 党議員団は11月26日、市長に対して来年度予算編成にかかる要望書を提出しました。

 要望書は、基本的事項8項目、具体的要望事項167項目の合計175項目からなっています。

 下記の通りです。

2016年度予算編成に当たっての基本的要望事項(PDFファイル)

2016年度予算編成に当たっての具体的要望事項(PDFファイル)

全国の地方議員のみなさん、「戦争法廃止!!ストップ!ヤマサクラ69大集会 議員アピール」にご賛同を

全国の地方議員のみなさん、「戦争法廃止!!ストップ!ヤマサクラ69大集会 議員アピール」にご賛同を

 全国の地方議員のみなさん、陸上自衛隊は、2015年11月下旬から12月中旬にかけて、日米共同方面隊指揮所演習(ヤマサクラ69)を、陸上自衛隊伊丹駐屯地(中部方面総監部)において行うことを明らかにしました。

 私たちは、この演習に反対し、安倍自公政権によって強行採決された安保関連法=戦争法を廃止する運動を進めるとともに、憲法九条の精神を政策の中に活かし、再び政府が誤った道を歩むことのないように不断の努力をすることを決意して、2015年12月5日(日)に開催する「戦争法廃止!!ストップ!ヤマサクラ69大集会」成功のために力をつくします。

 つきましては、別紙の「戦争法廃止!!ストップ!ヤマサクラ69大集会議員アピール」にご賛同いただきますよう、心から呼びかけるものです。

 「大集会」において、参加者のみなさんに賛同議員名の入った「議員アピール」を配布する予定です。

戦争法廃止!!ストップ!ヤマサクラ69大集会 議員アピール(PDFファイル)

全国の地方議員のみなさんへ(PDFファイル)

戦争法廃止!!ストップ!ヤマサクラ69大集会(12月5日)の成功を

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 安保法制=戦争法が、安倍自公政権によって強行可決された直後の11月下旬から12月中旬にかけて、自衛隊伊丹駐屯地で、日米共同方面対指揮所演習(ヤマサクラ69)が行れます。

 この演習は、コンピューターシミュレーションによる図上演習で、実践さながらのリアルな演習です。日米共同作戦計画も、自衛隊と米軍の「軍軍間調整所」も存在するなかでの演習となり、アメリカの戦争に参加するための演習に外なりません。

 戦争法廃止を高く掲げ、日米共同演習をストップさせるため、12月5日(土)午後1時30分、伊丹市昆陽池公園の多目的広場で大集会を開催します。

 実行委員会の呼びかけ、申し合わせ事項をご確認のうえ、実行委員会にご参加いただき、集会成功に力をお貸しください。よろしくお願いします。

戦争法廃止!!ストップ!ヤマサクラ69(日米共同軍事演習)大集会実行委員会への呼びかけ(PDFファイル)

戦争法廃止!!ストップ!ヤマサクラ69大集会実行委員会 申し合わせ事項(PDFファイル)

戦争法廃止!!ストップ!ヤマサクラ69大集会案内チラシ(画像PDFファイル)

2015年9月議会:ひさ村真知子 後期高齢者医療特別会計決算 認定に同意できない

 2015年9月議会が、10月7日に終了しました。党議員団は、2014年度伊丹市一般会計決算、同後期高齢者医療保険事業会計の認定に同意できない意見を述べ、反対しました。

 また、「憲法違反の集団的自衛権行使はしないことを求める意見書」を提案し、賛成討論を行いましたが、賛成12人、反対15人で否決されました。

 以下、それそれの討論です。

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報告第12号「平成26年度伊丹市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算」の認定に同意できない立場からの討論

2015年9月議会 決算特別委員会

2015.10.7
日本共産党議員団 ひさ村真知子

 党議員団を代表して、報告第12号「平成26年度伊丹市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算」認定に同意できない立場から討論を行います。

 兵庫県後期高齢者医療広域連合は、2014年度当初に2014年度と2015年度2ヵ年の保険料率について、被保険者一人当たりの保険料額を現行75,869円から833円引き上げ76,702円と決定しました。伸び率は前年比1.10%となり、厚生年金の平均的な年金受給者(受給年金額201万円=単身世帯)の場合で、前年対比2,624円の増となり、保険料額は年額61,362円(前年対比4.47%の増)となりました。同時に保険料の賦課限度額が2万円引き上げ57万円となり、消費税が増税され年金が減らされる中、医療保険など社会保険料負担の増大が高齢者に大きな不安を与えてきています。

 その影響が本市後期高齢者にも現れています。監査委員の審査意見書にもあるように、一人当たりの保険料年額は2015年度対比で2,370円増の91,067円(一ヶ月あたり7,580円)、県平均の1.19倍にもなっています。

 もともと医療給付費は、公費で5割、現役世代からの支援で4割、高齢者からの保険料で1割として制度発足しました。この1割負担いわゆる「後期高齢者負担率」が、最初の2008年、09年度は10%であったものが、2015年11年度は10.26%、2012年13年度10.51%、そしてさらに高齢者が増加したという理由で、2014年15年度10.73%と引き上げられてきました。

 日本共産党議員団は以前から、後期高齢者医療制度はそのしくみとして、後期高齢者の人口と医療給付費(医療費)が増加すればするほど保険料の値上げに直結しており、露骨な受診抑制をもたらす最悪の医療制度であると指摘してきました。よって保険料負担増大を含む報告第12号の認定には同意むできません。

2015年9月議会:ひさ村真知子 個人質問/お墓の在り方、生活困窮者支援

2015年9月議会 個人質問

2015年9月18日
日本共産党議員団 久村真知子

 ただいま議長の発言の許可をいただきましたので、私は日本共産党議員団を代表して質問いたします。

1、今後の、無縁仏の墓のあり方、合葬墓の設置について

 初めに、今後の無縁仏の墓のあり方、合葬墓の設置についてです。

 最近のはやり言葉に就活から始まり婚活、などと共に終活があります。

 その時々の年代に応じての話題となりますが、高齢者社会に入り私の身近には終活が主になってきたように思います。自分の人生の最後をきちんとしておきたい準備をしておこうとする気持ちの表れと思います。

 このことは今日まで代々家を主体とした生活の流れであったのが大きく変わってきたのではないかと思います。家というものをついで行く子ども達がいない状況があります。特に自分が亡くなってのお葬式も最近は大きく変化しています。多くの方は呼ばず、家族葬儀などが多くなり行きたくてもうかつに葬儀にもいけないときもあります。しかし家族や本人の意志が尊重されることが一番大事なことではあります。ですから皆さんは終活に関して大いに関心もありまた心配もされているのだと思います。

 当然いくら本人が思っていても残された家族の都合もいろいろありますので大変複雑でもあります。

 以前も質問させていただきましたが、終活の大きな関心ごとのひとつでありますお墓の件ですが、一旦お墓をつくれば継承していかなければならないのが一般的なことですが、最近は、その継承することが大変難しくも有ります。先ほど言いましたように見てくれる子どもがいない。いたとしても遠くに住んでいる。また子どもはいても結婚したら、お互いが親のお墓を見なければならない状況があるなどの問題があり、簡単にお墓を立てることが出来なくなっている事情があります。当然お金もかかりますし、お寺との関係もありますからこのようなお付き合いもなくなってきている。という今日的な問題が多くあると思います。このような変化に対して市としてもお墓への考え方の変化も求められていると思うのですが、

(1) 考え方

 今日の様な少子高齢化の中での今日のお墓に対する考え方についてどのように見ておられるのか見解をお伺いいたします。

(2) 市営墓地でまにあうのか、合葬式墓を伊丹市でも建設してはどうか

 お墓に対しては伊丹市としても市民の要望にこたえていかなくてはならないのですが、現状の市営墓地で間に合うのかまた形態に対しての要望もあるのですから、どのように市民の要望にこたえていくのか、今後の方向をどのようにお考えなのかお伺いいたします。

 お墓の形態が変化している時代かもしれません。様々な団体がその関係者で立てるお墓やお寺と特に関係しないで自治体が作っている合葬式墓などが広まってきています。これなら家族が引き続きお墓の守りをしていかなくても引き継がれては行きますし、費用もあまりかからない。という利点があります。なくなっても入るお墓がないと困っている方の声を是非聞いていただき伊丹でも誰もが安心して終活を迎えられるというお墓を実現していただきたいと思います。

 以前は調査研究すると答弁いただいていますが。ご見解をお伺いいたします。

(3) 無縁仏になくなった方のお名前を刻むことはできないか

 無縁仏になられた方のお墓についてですが、そのような方が眠っておられるところを伊丹市神津霊園などに作っていただいていますが、誠に無理なお願いかもしれませんが、なくなられて方のせめてお名前だけでも刻んでいただくことは出来ないかと思うのです。

 最後をこの伊丹で過ごされ家族にも看取られなかった方であった方かも知れませんが、誰か知り合いがこの伊丹にはおられたと思います。そのような方がせめてお盆のときなどにはお参りできるようにしていただけたらと思います。どこに葬られたのか全くわからないそんなことにはなっていないと思いますが、伊丹市としてきちんとお世話されているのですから是非少しでもお知り合いの方がお参りできるような形にしていただければと思います。葬儀もなく直送でというかたちであっても、伊丹市にお世話になったのですが、せめて誰もがお参りできるような形にしていただければと思います。御考えをお聞かせください。

2.生活困窮者自立支援法に基づく事業に関して

 次に生活困窮者自立支援法に基づく事業に関してですが、今年の4月から施行されていますが、このことに関し党議員団は、質疑を行い要望を出してきていますが、伊丹市として取り組まれている状況に関してお伺いいたします。

 今日の状況は、厚生労働省の資料によりますと、一般市民の生活が大変困難な状況となっている状況が示されています。

 内容として、生活保護受給者数は過去最高を更新し、10年前と比較すると、生活保護受給者の稼働年齢層と考えられる「その他世帯」が3倍増になっている。雇用状況も非正規雇用労働者が増え、年収200万円以下の給与所得者も増えているなど示されています。その上不登校の学生や、引きこもりといわれる人が26万世帯となっているといわれています。

 このような状況にもかかわらず、この国会で労働者派遣法が改正され、正社員の道が再び遠くなってしまいました。ますます生活困窮者が増えるにではないか心配します。派遣労働者が派遣された企業が、ブラック企業、ブラックバイトでありパワハラ、セクハラなどもあり、過労死が起こったりうつ病になったり健康を害してしまう若者が多いのは本当に気の毒です。このような中で仕事にいけない状況に当然なると思いますがそうなれば生活困窮者となってしまいます。

 この自立支援法の目的は生活保護受給するまでに仕事を見つけ自立を出来るようにというのが目的ではあるとなっていますが、このようなつらい体験をされたりした方が再び立ち上がることが出来るようになるのは大変な時間や回りの理解本人の努力がいることだと思います。このような状況の中での生活困窮者の今後の支援で元気になっていただきたいと願うものですが、このことに対しての伊丹市の支援事業にどのように取り組んで終われるか数点質問させていただきます。

(1) 今の社会状況で生活困窮者となってしまう要因は何か

 政府の見解なども発表されてはいますが希望を持ち社会に出た人たち、また出ようとした人たちの新たな人生の一歩がなぜ希望がもてない状況、生活困窮者となってしまうのかその要因は何なのか。どのようにみておられるのかお伺いいたします。

(2) 引きこもりなどを含め相談状況は

 庁内に相談窓口を設けたことは、市民は安心して相談に来やすい状況とは思いますが、設置してから市民からの相談はどのように寄せられているか。広報に掲載した効果はどうなのでしょうか。

 本人からの問い合わせ、親族、民生委員、自治会、地域の人等からの問い合わせはあるのでしょうか。引きこもりの方などの支援などは、なかなか難しいと思いますが、そのような相談できるところがあれば家族の方なども大変ほっとされると思いますが、その辺りの相談状況等いかがでしょうか

 庁内での横断的関係が必要とされているが、各窓口のネットワーク化がされて関連部署の窓口担当者から相談支援員への連携や滞納している税等の督促送付時に、相談窓口の案内チラシなどはどのくらい行われるといわれていましたが、早くに生活困窮者を見つけるためにはそのようなことが、支援へつながるとおもうが、その現状はいかがか。

(3) 自立へ向けた支援は

 自立へ向けた動きは地域の方々や、様々な団体、様々な事業者などと地域ぐるみの支援につなげていくことが自立への一歩となると思いますが、どのような事を行なっているのか協力関係は広がっているのでしょうか。学習支援は、任意事業となっていますが、伊丹市が取り組まれることは大変意義があると思います。その修学支援事業支援員は2人とされていますが、生活保護世帯の子どもを対象にしているのですが、今年度からは生活困窮世帯の子どもにも対象を広げ対応するとされていますが、支援員を増やすなど十分な手立てをお願いしておきます。

(4) 学校教育との連携党専門的支援者の人材確保・支援は

 その他の困窮リスクとして、高校中退者は約5万4千人、中高不登校は約15万1千人、といわれています。人間関係の構築がうまく行かず、困窮リスクに至るリスクを抱えているといわれています。この問題に関しては、学校教育との連携での手立てがいるのではと思いますが、どのような方向をお考えでしょうか。

(5) 「寄り添い」型の支援について

 これらの事業について、相談事業の決め手は、担い手となる人材にあるといわれている。特に相談者の自尊心を尊重し「寄り添い」型の支援を行う相談支援員は事業の要の人材といえる。ということですが、事業を行なう上で、「寄り添い型」という言葉は今日まであまり使われてはなかったと思いますが、この言葉は具体的にはどのような事と捕らえるのか、今までとは違う面があるのか、お聞かせください